■オルタナティブエモーションシステム(AES)■


感情の新しい表現法、そしてそれ以外の何かを表現するために開発された、オルタナティブエモーションシステム(AES)

目の前のキャラのセリフ
プレイヤーのモノローグ
ビジュアル的にわけて表現!
これにより、キャラクターの感情を、今までのどんなシステムよりも深く表現する事を可能にした!
しかし、それだけで終わらない。
このシステムをギミックとして、これでしか表現出来ない恐怖を創作!
ゲームの新たなる可能性にまで踏み込む!!
これぞなのだ!



■マルチビュー■

プレイヤーを奈落の迷宮に誘い込む、マルチビュー形式。
「マルチビュー形式」とは、簡単に言ってしまえば、一つの事件を複数の視点(4人)で見ていく、ただそれだけの事です。
ならば、今までにもそのような形態に近いモノはあったと言えますし、なにも、声高に主張することもないでしょう。
しかし、これは、いままでのそのようなモノと違い、ゲーム的というよりは、
きわめて(現代的)映画の手法(タランティーノなど)に近いのです。
まず、事件に対して、1人の人間が事件と向かいあう事になります。
そしてプレイヤーはその人間になりきり(ファーストビュー)、事件を解決する事となります。
それは、事件に対して完全な答えであり、プレイヤーは納得することとなるでしょう。
しかし、その後に、他の人間の視点でのシナリオが追加されることになります。
つまり、第二の視点(セカンドビュー)、第二の人間にプレイヤーはなるのです。
そこでは、さっきまで、事件の完全な答えだと思ってたものが、徐々に崩壊していきます。
つまり、第二の視点により、見えなかったモノが見え、それにより、それまで完全だった答えの整合性がなくなるのです。
この様に、第三の視点(サードビュー)、第四の視点(フォースビュー)が、
事件をさらに複雑にしていき、プレイヤーをトリックの迷宮にいざなっていきます。
そして、全ての視点でのシナリオが終わるころには、事件の本質は180度変質しており、プレイヤーは、愕然とすることになるでしょう。
ただ、その時こそ事件の真実につながる、謎がその輪郭をあらわし、そこから全ての謎が解けるシナリオに突入するのです。
始めに、このシステムは映画的といいましたが、いくつもの視点を一人のプレイヤーがなりきるというのはゲーム的ともいえ、
このゲームと映画の手法がうまく融合した本作こそ、新しい形のゲームの形式にほかならないと考えています。