でもさ、

もし仮にだよ。

神様つー人がいてだね(人?)。

そんでその人が一念発起してさ「ガー」って、世界を一週間で作ったんならさ(そうやって聖書に書いてある!)。

私は言いたいね。

おお我が神よ。

各曜日の空の色だって変えたって良かったんじゃないですかっ!

ってね。

それぞれの曜日に意味があるのなら、その程度にはデザイン的な趣向をこらしたって良かった。

と私なら思う。

神様には沢山の天使様がいるんだから、一人ぐらいそういう提言をしたって良かったんじゃないかな?

それとも天界って言うのは、どこぞのワンマン社長か将軍様みたいな感じで部下の言う事なんざ聞く耳持たないってか?

空の色で曜日が分かったら、いろいろと便利だし、気分的にもなんか楽しい感じがする。

でも実際は……。

空の色は曜日には関係なさそうだ。

火曜日だからといって一日中空が真っ赤になるわけではないし……金曜日だからって空が黄金色に輝くわけでもない。

ちなみに月曜なら白色なんだろうか? あ、なんか月って白いじゃん。 水曜日は青だな。 なら木曜日は茶色? いや……緑か……。

土曜日が土で……日曜日は?

日曜とか太陽だから空いっぱいにお日様とか……。

それ少し暑すぎじゃね?

金曜の青空。

週の終わりだからといって代わり映えしない。

当たり前だ。

たぶん、神様が一週間で世界を作ったというのは嘘だろうから……な。

そんなヤツはいない。

もし仮に神様がいたとしたら、

そいつは一週間で世界を作る様な勤勉なやつでは絶対ないな。

そいつは、いつまで経っても経っても――

「まだ作り途中なんで見せられないよ」

「ちょ、待って、もう少しで出来るからっ」

――とか言ってダラダラ作業を進めるタイプに違いない。

それか、

作り途中だけどあきて――

「俺が作るべきものはこんなもんじゃない……」

――とか言ってるヤツだ。

ま、後者なら我ら人間はすでに見捨てられてるわけです。

ひでぇぞ! 神!

なんて事を思いつつ天をにらむ。

「うむ……」

そんな事より夏の日差しはお肌に悪そうだ……。

※サンプルシナリオは製品より一部抜粋編集してあります。ご了承下さい。